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慢性胃炎とは?
胃炎は大きく急性胃炎と慢性胃炎に分けられますが、そのうち慢性胃炎は“長期にわたって胃炎が持続している状態”を指します。
炎症が慢性化することで、胃粘膜の破壊と修復が繰り返され、萎縮性胃炎をきたします。
さらに胃・十二指腸潰瘍、胃がん、胃MALTリンパ腫などのリスクの上昇を招くことから、慢性胃炎は早期発見・早期治療が何よりも大切になります。
慢性胃炎は、ピロリ菌の持続感染を原因としています。
慢性胃炎の早期発見・早期治療のため、また根本的な原因の除去のため、気になる症状がある場合には、胃カメラ検査をおすすめします。
京都市下京区の鈴木内科医院では胃カメラ検査やピロリ菌の検査・除菌治療が受けられます。
こんな症状はありませんか?
- 胃の不快感
- 胃の痛み
- 食欲低下
など
症状に特徴が少ないため、受診の遅れに繋がる恐れがあります。
少しでも気になる症状がある時は、お早めに当院へご相談ください。
慢性胃炎の原因は?
主な原因は、ピロリ菌の持続感染です。
ピロリ菌が感染しただけでは無症状ですが、慢性胃炎をきたすことで症状が現れるようになります。
現代において、ピロリ菌の感染経路は主に親から子への食べ物の口移しが主だったものなのではないか、と言われています。
以前は井戸水の飲水も、感染の原因だったようです。
なおピロリ菌は、小学校入学前までの幼少期に感染するものと推測されています。
これは、子どもの胃液がまだ十分な酸性度ではないためです。
そのため一般的には、大人同士のキスなどでは感染しないものとされています。
慢性胃炎の検査・診断方法は?
問診によって症状を確認したうえで、必要に応じて胃カメラ検査を行います。
胃カメラ検査
胃内視鏡によって、胃粘膜の炎症、萎縮などを直接観察して診断します。
がんが疑われる場合には、粘膜の組織を少量採取し、病理検査を行います。
なお、ピロリ菌検査も胃カメラ検査と同時に行うことができます。
慢性胃炎の治療方法は?
ピロリ菌の除菌治療
根本的な原因であるピロリ菌を除去することが、慢性胃炎の基本的な治療となります。
除菌治療では、抗生物質と胃薬を7日連続して服用します。除菌できなかった場合には、抗生物質の種類を変えて2次除菌へと進みます。
2次除菌までに、全体の約96%が除菌に成功します。
なお慢性胃炎が認められる場合、除菌治療には保険が適用されます。