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食道がんを早期発見するために

2025.07.17
食道がんを早期発見するために

こんにちは。鈴木内科医院 院長の鈴木です。

食道がんは、がんの中でもあまり発症する方が多くない疾患です。食道がんで死亡する方は人口10万中、年間9.4人程度だとされています。

しかし、タバコを吸う方やお酒をよく飲む方は食道がんのリスクが高くなります。また、加齢によっても発症しやすくなります。

そのため、食道がんについても定期的な検査をおこなうことが大切です。

食道がん

症状

食道がんを発症しても、自覚症状がでることはほとんどありません。約70%が症状を感じないとされています。次のような症状が出た場合はすでに進行しているおそれがあります。

・飲食時にしみる
・飲食時に食道が痛む
・飲食時に胸に違和感がある
・飲食物が喉につかえる感じがする
・体重が減少する
・胸や背中が痛む
・咳が出る
・声のかすれる など

原因

よくタバコを吸う方やお酒をよく飲む方は、食道がんの発症率が高くなります。また、そこまでお酒を飲まない方であっても、お酒を飲むと顔が真っ赤になる方は食道がんを発症しやすい傾向にあるため、気をつけましょう。

また、加齢も食道がんの一因です。食道がんになる方の70%程度が60歳以上です。なかでも男性のほうが発症しやすい傾向にあります。

これまで食道がんを治療した経験がある方や、口や喉のがんの既往がある方も、食道がんを発症しやすいため、定期的な検査が欠かせません。

検査

食道がんは、バリウム検査で発見されることがあります。しかし、実際には早期の食道がんは、バリウム検査・CT・MRIなどで発見するのは非常に困難です。

そのため、胃カメラ検査をおこなうことが大切です。

胃カメラ検査は、先端にカメラを搭載した管を口や鼻から挿入して、食道の状態を直接観察する検査です。

がんの疑いのある場合、組織を採取して顕微鏡で確認します。もしも食道がんが認められれば、初期であれば内視鏡で治療をすることが可能です。

まとめ

まとめ

早期の食道がんは自覚症状がほとんどでません。とくにタバコやお酒を好んでいる方は、胃カメラ検査を受けましょう。

胃カメラ検査が不安な方は、ぜひ当院の専門医による検査をお受けください。鎮静剤を使用し、高度な技術によって、スムーズで苦痛がほとんどない胃カメラ検査と治療をご提供しています。

胃カメラ検査をおこなうことで、食道がんだけでなく胃がんの早期発見にもつながります。症状がない場合でも、少しでも不安な方は、いつでもご相談ください。

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