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逆流性食道炎かもしれない症状

2024.08.27
逆流性食道炎かもしれない症状

こんにちは。鈴木内科医院 院長の鈴木です。

胸焼けがある、酸っぱい液体が込み上げる、みぞおちが痛むなどの症状がある場合は「逆流性食道炎」かもしれません。胃酸が喉へ逆流して、のどの痛みや咳が出ることもあります。

逆流性食道炎になると、食欲が低下しがちです。また、気になって寝つきが悪くなるなど、日常生活にさまざまな支障をきたします。

さらに、放置してしまうと、食道がん発症のリスクが高まります。気になる症状がある方は、きちんと検査と治療をおこないましょう。 

逆流性食道炎とは

逆流性食道炎は、胃酸が何らかの原因で食道へ逆流し、炎症や潰瘍を起こす疾患です。

胃液は、食べ物を溶かして殺菌をおこなう役割を持ちます。この胃液に含まれる塩酸つまり胃酸が逆流すると、さまざまな症状につながります。

逆流性食道炎の原因は、食道と胃のつなぎ目にある筋肉(下部食道括約筋)の機能低下と胃酸過多です。これらは、加齢や生活習慣などによって引き起こされます。

逆流性食道炎セルフチェック

次のうち1つでも該当すれば、逆流性食道炎が疑われます。

☐胸焼けがある
☐酸っぱい液体が込み上げてくる
☐みぞおちが痛む
☐ゲップがよく出る
☐飲み込むときつかえることがある
☐食後に胃もたれしやすい
☐すぐにお腹がいっぱいになる
☐のどに違和感がある
☐風邪ではないのに咳が出る

逆流性食道炎の原因

加齢

加齢によって下部食道括約筋の機能が低下し、原因となることがあります。

食生活

脂肪が多い食事・食べ過ぎ・早食いは、胃に負担をかけます。胃のなかの圧力を上昇させ下部食道括約筋の機能低下につながります。

生活習慣

喫煙・コーヒーの飲み過ぎ・ストレス過多などによって、胃に負担をかけ、逆流性食道炎につながるケースもあります。

検査と治療

問診と胃カメラ検査

問診をしたうえで、食道の炎症程度を確認するため、胃カメラ検査をおこなうことが推奨されています。

内服薬・生活習慣の改善・手術による治療

胃酸を抑える薬や食道や胃の動きを促進する薬の服用によって、治療します。薬が効かない場合や症状が重い場合は、手術を検討します。生活習慣の改善も重要です。

まとめ

今回の症状に当てはまる方は、なるべく早めに検査をしましょう。

私はこれまで年間2,000件ほどの胃カメラを実施するなど、胃カメラの経験は非常に豊富です。苦痛を抑えてスムーズな検査を提供いたしますので、ぜひ安心して検査にいらしてください。

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