こんにちは。鈴木内科医院 院長の鈴木です。
胃や食道のお悩みは、小さな疾患でも、がんなどの重い病気であっても、早期発見と早期治療によって、きちんと改善することができるものです。そのため、少しでも心配な方には、胃カメラ検査を受けていただきたいと思っています。
たとえば、次のようなお悩みをお持ちの方は、食道や胃に何らかの疾患が隠れているかもしれません。
胃カメラ検査を受けるべき症状
・胃が痛む
・胃に不快感がある
・胃酸が上がってくる
・胃もたれが続いている
・胸やけが続いている
・のどに違和感がある
・食欲が出ない
・黒い便が出るようになった
・急激に体重が減少してきた
これらの症状のほかにも、次のような方には、定期的な胃カメラ検査をおすすめします。
・逆流性食道炎になったことがある
・以前、ピロリ菌を除菌したことがある
・家族にピロリ菌感染者がいる
・親族に胃がん・食道がんの方がいる
なかでも、胃もたれや胸やけに悩む方は多く、生活に大きな支障をきたすほどではないからと放置する方も少なくありません。しかし、検査をせずに放っておくことには、リスクがあります。
胃もたれ
胃もたれは、食べものの消化に時間がかかり、食べものが胃のなかに長いあいだ留まることが原因です。
一時的な消化不良であればよいのですが、ピロリ菌感染が要因になっている場合、慢性胃炎につながります。胃潰瘍や十二指腸潰瘍のリスクもあり、胃がんによって胃もたれが現れることも稀にあります。放置はおすすめできません。
胸やけ
胸やけが長期的に続いている場合は、逆流性食道炎かもしれません。また、げっぷ・胸全体が痛む・深夜に目覚めてしまうなどの症状がある胸やけも、食道がんのリスクを秘めています。
慢性的な胸やけがあるときは、早めに検査を受けましょう。
当院の胃カメラ検査の特徴
・内視鏡の専門医・指導医が精度の高い検査を実施
・口からの胃カメラ検査には鎮静剤を使用
・鼻からの胃カメラ検査にも対応
・高性能な内視鏡システムを完備
まとめ
胃カメラ検査を怖いと感じたり、不安だと言う方は多いものです。私は、これまで多くの胃カメラ検査を担当し、多いときには、胃カメラだけで年間2,000件近くおこなったこともあります。
苦痛を抑える技術には定評をいただいています。ぜひ安心して検査を受けてもらえればと思います。些細なお悩みでも、胃や食道の症状に不安がある方は、お気軽にご相談ください。